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むくみ

むくみの原因は、というよりその本体は何といっても「水」そのものです。体内に含まれている「水」のあり方が、むくむことと大きく関わっています。体内の水は、体のあちこちが乾いてしまわないようにうまい具合に分配されています。こういった状態では、むくみは出てきません。

大きなところで水の分配に関わっているのは腎臓なのですが、同時に胃袋にもある一定の水をため込んでいて、そこから水を供給しています。そのことで、からだのあちらこちらの水不足、即ち脱水症に対応しているのです。

一方で腎臓の働きが落ちてきて利尿作用が悪くなり“むくむ”というのはある程度想像できるかと思います。ところが、それだけではなく胃袋や腸にため込んだ水の具合が“むくみ”に少なからず関係しているのです。

一番よくわかるのが、飲み会などで酒をたらふく飲んだ翌日とか、そんな状況を思い出してみてください。まぶたやら手やら足やら、どことなく膨らんだ感じを経験されるのではないでしょうか。このような原因がはっきりしているものでは、同じむくんだといってもさほど問題ではありませんが、通常にあってむくむというのは、問題があります。

このように、腎臓の働きが悪いというだけでむくむ訳でもなく、胃袋や腸の水のあり方が全身に影響を及ぼすことになります。2日酔いでは、原因が飲酒であることがはっきりしていますから、それほど問題にはなりません。しかし、そんな原因も無く起こる“むくみ”というのは、胃袋や腸での水の管理能力の低下が考えられます。




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肺虚になって得すること

肺の代表的な働きは何といっても気配りです。良く気が利くことでもわかるように、自分自身の不調も前もって察知する能力に長けています。ですから、些細な症状や、ほんの少しの違和感が非常に気になってそれを不快に感じ何とかしなくてはという思いが強く現れます。

肩こりやのどのイガイガ、食欲不振などが特徴的な症状でもあるわけですが、このように当の本人にとっては煩わしい症状ではあるものの、それは極めて表面的で軽傷でもあります。この時期を逃さず治療することで、大病に至らずにそこで踏みとどまることができる側面があるのです。

弱さとは、いろいろな病気の侵入を許す代わりに、それが奥底へ入る前に表面的な所で未然に防ごうと作用してくれます。『一病息災』って言葉を聞いたことがあるかと思いますが、まさにこの言葉通り、肺虚の状態にある人ほど、この『一病息災』の恩恵にあやかることができるのだと思います。

誰しも好き好んで病気などになりたくはありません。しかし、弱い者ほどそこから逃げるわけにもいきません。だからこそ早めに予防線を張って、病の侵入を最小限のところに留めるべくセンサーを張っていると言えます。弱い者なりの生き抜くための知恵とでもいったらいいのでしょうか。

その逆が、強さです。強い状態にあるときには飛ぶ鳥を落とすが如くの勢いがあります。それゆえ些細な病気などどこ吹く風、跳ね飛ばして前へ進みます。しかし、その事が病の進行を自覚せぬまま経過してしまう危険を孕んでいます。鋼鉄は頑強ですが、折れる時にはポッキリと折れてしまいます。強い者、強い時、それを良いことに有頂天になっていたりすると、案外もろく崩れ去るのです。




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肺虚を改善するには

先にも言ったと思いますが、肺の働きが旺盛なのが日本人の特性でもあります。それゆえに考え方においても行動においても細やかで繊細です。だから自分を主役におくのではなく、常に相手を慮り相手を意識して自分があるという思考の傾向にあります。

そのために自分の力量が落ちてくるほど、他人の事や様々な事が気になりながら、それでいて気をもむばかりで何も変えられない自分に失望したり苛立ったりして、それが更にストレスを生むという悪循環に陥ります。

肺に力があれば、それを払しょくすることができます。それが『肺虚』になって力が落ちてくると先に挙げた様なことになっていくわけです。自分でできることは、呼吸の鍛錬です。ヨガや太極拳などもとても有効です。様々な動作の中で丹田呼吸を行うことによって気を取り込みやすい体にしていくわけです。

これはスポーツにおいても同様です。スポーツというと競技が中心になったりしますが、競技は競技として横へ置いておいて、動作の中に呼吸を取り入れることが生涯スポーツとして重要になります。何れにしても、これらは自分が主体となって取り組まなければならないという点で、問題にもなるわけです。

肺虚の状態が続いていると、そういった取り組みの姿勢に問題が生じてきます。良いことはわかっていてもそれができない自分に歯がゆさを感じていたり嫌悪感に陥っていたりします。そしてまた自分を責めます。そのような方に必要なのは、肺の経絡の気を充実させてやることなのです。肺の経絡へ“はり”を当て、気を注いであげることで肺が充実してくるのです。これは進歩した今の医療でもできない治療なのです。




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肺虚でどうなる

真っ先に起こっているのが、浅い呼吸です。肺の力が落ちてくると深くゆったりとした呼吸ができなくなります。その結果が浅い呼吸なのですが、そのために胸郭を頻繁に上げたり下げたりという動作になってでてきますので、肩を含めて胸郭全体が疲れやすくなります。これが肺虚によって起こる肩こりの正体です。

また、皮膚呼吸といわれるように皮膚にもその影響が現れます。肺虚になると、皮膚枯燥といって皮膚に艶と潤いがなくなります。女性なら化粧のノリが悪くなることで自覚することがあります。これも肺の力が落ちた結果、皮膚の潤いを保つことができなくなったためです。

この皮膚の延長で粘膜の働きも肺の力によって保たれています。粘膜の最前線が鼻やのどです。この粘膜を潤している力が落ちてくると鼻がグズグズしたり、のどがイガイガしたりというように炎症が起こりやすくなります。ただし、これはこれでその粘膜の部分で戦いながら、それより先(奥)に炎症が侵入していかないように食いとめて踏ん張っている状態でもあります。

さらに呼吸によって得ているのは単にガス交換というだけではなく、宗気といって自然界が持つエネルギーを精神作用の栄養源にしていることも重要な働きです。この作用が落ちてくるということは、精神作用の弱体化を意味します。よって、些細なことでくよくよ考えたり、ストレスを解消できなかったり、その結果として粘膜は粘膜でも内部に入り込んだ胃の粘膜にまで変化をきたします。ストレスからくる胃潰瘍などは、その典型的な肺虚の問題なのです。

このように、肺虚によって最初は胸郭周辺のこりや肩こりとして現れ、次いで皮膚粘膜の変化、更に進行していると胃の中にまで症状が進行していきます。そういう意味では、『肩こり』くらいのところで症状が踏みとどまっていることも重要ではあるのです。『肩こり』程度の症状のうちに予防を兼ねた“はり治療”を受けてもらうことが大事だといえるのです。




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日本人に多い肺虚

『KY』とは、「空気を読めない」ということを文字ってかつて流行した造語ですが、この言葉に象徴されるように日本人には周りの空気を読もうとする習性があるようです。農耕民族だった日本人としては、その集団生活を行う上で欠かせない性格だったのだと思います。

こういった習慣が数千年続いてきたわけですから、時代が変わって自己を主張しなければやっていけない世の中になったからといって、そうたやすく順応できなくて当然だとも思います。それゆえに半ば反射的に、その場の空気を読もうと懸命になっていたりするのではないでしょうか。

この「空気を読む力」こそが、気をコントロールしている呼吸器系、肺臓の力なのです。呼吸によって自然界から発せられたエネルギーを取り込んで気力に変えています。それが相手を気遣う力であり「空気を読む力」の正体でもあります。

その昔は、それでも気を使う範囲が限定的でした。農耕生活は、遊牧民族のように生活圏を転々とすることはなく、生まれ育った土地でその地域の人との繋がりで生活が成り立っていました。だから、気を労してもそれは極めて限られた範囲内だったとも言えます。

しかし、現在では職業の選択も自由になり、人間関係も地域に限定せず、人によっては年単位もしくは月単位で生活環境が変わってしまうというような状況が珍しくない昨今です。ですから長年染み付いた「空気を読もう」とする性格が、気を使うことになり肺の力を非常に消耗するのだと思います。それが『肺虚』(肺の経絡の流れが弱々しくなった状態)として現れやすくなっている原因だと思います。




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