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その病、液(えき)にいず その2

液(えき)というのは、もともとは津液(しんえき)のことで、これは体を満たしている水分ですから、これがきれいな状態に保たれていることが先ずは大事であります。それを保つ為に最も盛んに働いているのは何を隠そう「腎臓」であります。涙にしても汗にしても腎臓でのろ過機能が働いて津液を満たしてくれてこそ流れ出るものであります。

そういったことを踏まえて「汗」を診てみると、そもそも「汗」って何で流れ出ているのでしょう。その大きな役割は、何と言っても体内の温度上昇に対する熱の放散作業にあります。汗が皮膚表面ににじみ出てくると一挙にその水分が気化して結果として熱が奪わます。実にうまい仕組みになっています。

インフルエンザなどで高熱を発した後などでもその後、一挙に発汗して熱を放出させるように作用します。こうした発汗は極めて正常でありますから全く問題ありません。問題になるのは、ジトジト、ダラダラと出てくる「汗ばみ」です。主な原因は「心臓」の不調にあります。

心臓は、本来リズミカルに拍動して血液を循環させていますが、それと同時に熱を生産しています。そこへ精神的不安要素や、カフェインなどの刺激物が許容量を超えて入ってくると心臓の興奮状態が起こり体温上昇へとつながります。それを解消しようと発汗する、これが不快な汗の正体です。




       これがわたしの思いですありがとう地蔵
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その病、液(えき)にいず その1

液(えき)とは、まあ簡単に言ってしまえば体内の水分のことです。この体内の水分を単なる水分に終わらせないのが漢方の医学でもあります。以前にもどこかで津液(しんえき)のことについて述べたことがあるかと思いますが、この津液つまり体内を満たしている水が現れる局所によってそれぞれ違った意味を持っています。

では具体的に「液」ってどのようなものがあり、それにどのような意味があるのでしょう。正確には五液と言ってきちんと五臓六腑に配当されています。その五液とは泣(きゅう)汗(かん)涎(えん)涕(てい)唾(だ)の五つの状態のことです。

先ずは泣(きゅう)からいってみましょう。これは「泣く」という字が当たっていますが、読み方としては「なみだ」です。涙が出てくる場所といえば「目」ですね。この「目」というのは肝臓の支配を受けています。つまり肝臓の力で「目」を通して身の回りの危険を察知し即座に行動に移す。そういう面において、行動力の源の肝臓の働きと「目」とは深い関係にあります。

では何ゆえに「泣」(なみだ)が出てくるのかというと、先ほど言った肝臓の働きと連動しているといっていいでしょう。肝臓というのは怒りや感情に影響をうける臓器ですから、強い怒りを覚えると涙腺をコントロールしている周辺の筋肉がぎゅっと引き締められて涙が多めになり、逆に悲しい場面ではそれが緩むため止め処なく涙が溢れることになります。しかし、これは極めて正常な涙です。この続きはまた次回に。




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味の好みで今の体調を知る その3

これからの時期、昼間は夏日となって汗ばむような気候です。夏の陽気で最も重要な働きは、心臓による体温調整です。心臓の心拍数のコントロールによって外気温が上昇するのに合わせて心拍数を上げて体温を上げます。そして体内の水分を「汗」として皮膚から発散させて体内の熱を放出するのです。

こうした作業の変動で「苦味」が重要になります。つまり心臓を滋養する味が「苦味」になります。時々口の中が苦いと訴える方がいて、よく味覚障害かのようにいわれることが多いのですが、これは年齢にもよりますが心臓の弱りに起因していることのほうが多くみられます。

苦いものの代表は「ゴーヤ」です。もともとは南方が原産地で夏の暑い時期にあの独特の実をつけて「苦味」を発して「夏バテ予防」の食材として重宝されています。同じく「新茶」や「どくだみ茶」などの苦味も暑い時期の心臓を滋養する効果があります。とはいっても決して分量を過ごしてはいけません。

最後は、「鹹味」(しおからみ)。近年では、減塩が叫ばれ「塩」というのが目の敵にされているところです。当然ながら濃厚な味を好んで高血圧を呈しているような人には減塩は重要です。しかし、冷えて頻繁に尿意を感じて排尿している人には「鹹味」で適度に塩分を摂取して、腎臓を滋養することが重要です。




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味の好みで今の体調を知る その2

かつて「○○酢」なる商品の流行がありましたが、これも記憶に新しいのではないでしょうか。つまりこれは「酸味」を代表するもので肝臓を滋養する味になります。その流行では、スポーツ選手が「酢」を飲んで体(筋肉)が軟らかくなるということで一時期とても重宝されました。

確かに「酢」は、筋肉の柔軟性を引き出すのに大きな効果があります。筋肉の硬化はまさに肝臓の疲労によるものですから、筋肉疲労の際に「酸味」を好むというのは、それを解消させるのに有効な手段です。そこまでの着眼点は良かったと思います。

ところが、これを飲用するなど必要以上の量の「酸味」が体内に摂り込まれると今度は内臓壁が非常に緩められることになります。周辺の細胞も緩められます。そのために腸管の細胞が含む水分があふれ出し、併せて摂り込んだ栄養も同じく漏れ出ることになり、それが「下痢」となって排泄されるために、結果として体が萎えてしまうのです。

このように、味の好みの変化を認識して滋養にすることは非常に大事です。味の好みは、それを摂ることで滋養を図ろうとする体の防衛本能と考えていいでしょう。しかし、その摂る分量を間違えると逆効果になってしまいます。スポーツ選手の「酢飲料」の摂取はすぐに止まりました。鍛えるはずの筋肉を、萎えさせてしまうのですから当然の結果です。




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味の好みで今の体調を知る その1

自然界においては、味の好みというのが生きるのに重要な役割になります。体が欲している味というのは、いわば体が発しているSOSと考えていいくらいです。これを東洋医学では、これを「五味」(ごみ)としてそれぞれを五臓六腑の働きと絡めて分析しています。

最も身近で経験する味の変化は「甘味」でしょうか。肉体の疲れを感じている時に「甘味」を求めることがよくあるかと思います。これは肌肉(きにく)の部分の疲れを表しています。肌肉というのは脾臓(消化器)の支配するところでこれを滋養する働きがあるのが「甘味」なのです。

もう十数年前になりましたが、「スーパードライ」という辛口のビールが大ヒットしました。これなどは世の中のストレス状況をよく示した現象だとみてとれます。そう「辛味」というのは、ストレスと最も関係深い呼吸器系の肺臓の滋養となる味です。それゆえストレス社会では、辛味を求める人が多くなるということです。

ただし注意しないといけないのは、味の好みというのがメディアなどの様々な情報の氾濫で、気になるタレントの好みだとか、お洒落感覚や興味本気で自分の味の好みを決めてしまったりすることで、これは決して体調と直結しません。そういう面でも、体が自然に求めている「五味」が重要で、欲している味によって五臓六腑の滋養となるものを教えてくれているのです。




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