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大事なのは“気の持ちよう”ですかね

病院などで、様々な症状に対して診断がなされ病名が付けられること自体は、必要なのかもしれません。そうやって現状を把握しておくことも重要ですし、その病名に従って治療が順調に進められるようでしたらそれは幸いなことです。

しかし、西洋医学は絶えずめざましい進歩を遂げている医学ではあるのですが、それは一方で発展途上にあるということでもあります。どんどん進歩しているということは、いかに今が発展途上にあるのかということの裏返しでもあるということを忘れてはいけません。

ドイツの哲学者カントは、生まれつきの「くる病」で背中に瘤(こぶ)をかかえ頻脈(通常1分間に70回の脈拍に対し、120回を超える拍動がある)と喘息に苦しんでいたといいます。苦しみを少しでも緩和しようと医師を尋ねたところ、その医師はカントにこう言いました。

『気の毒だな、あなたは。しかし、気の毒だと思うのは体を見ただけのことだよ。考えてごらん。体はなるほど気の毒だ。それは見れば分かる。だがあなたは、心はどうでもないだろう。心までもせむしで息が苦しいなら別だが、あなたの心はどうでもないだろう。苦しい辛いと言ったところで、この苦しい辛いが治るものじゃない。あなたが、苦しい辛いと言えば、おっかさんだっておとっつぁんだってやはり苦しい、辛いわね。

言っても言わなくても、何にもならない。言えば言うほど、みんなが余計苦しくなるだろう。

苦しい辛いというその口で、心の丈夫なことを喜びと感謝に考えればいい。体はともかく、丈夫な心のお陰であなたは死なずに生きているじゃないか。死なずに生きているのは丈夫な心のお陰なんだから、それを喜びと感謝に変えていったらどうだね。そうしてごらん。私の言ったことが分かったろ。それが分からなければ、あなたの不幸だ。これだけがあなたを診察した私の、あなたに与える診断の言葉だ。分かったかい。薬は要りません。お帰り』(到知より)

そう言われたカントは、患っていない心のことを考えたこともなければ、当然ながら喜び感謝することなどありませんでした。医師に言われて心と体とどっちが本当の自分なのかを考える中で偉大な哲学者の道を歩むことになるのです。体が苦しく辛いと実際には心のほうも病んでしまいがちで私自身もそんな壁が幾度となく立ちはだかりました。それでも最後は、生きたいという“気の持ちよう”これさえ引き出せると前へ進めるのです。




       これがわたしの思いですありがとう地蔵
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病名などはどうでもいいのですよ

どのような治療をしているのかを知ってもらうために様々な病名を挙げて記載していますが、そもそも我々が行っている経絡治療というのは、正直にいうと病名治療ではないので、病名自体を掘り下げてもあまり意味がなかったりします。そういう面では、病名については単に話をわかりやすくするために利用させてもらっているに過ぎません。

では何を重要視しているのかというと、病状が筋肉に起因しているのか、脈動の影響なのか、栄養の過多か、皮膚粘膜の異変なのか、それとも深部に位置する骨の構成に起因するのか、これらをまとめて五主(ごしゅ)というのですが、この五主のどこに変動が生じているのかを見極めること、もっといえばその人が終始打ち続けている「脈」のあり方がとても大事になります。

五主とは木火土金水という五行に当てはまり、木=筋肉、火=血脈、土=肌肉(きにく)、金=皮膚、水=骨というふうな支配関係にあり、これが陰陽五行、五臓六腑に振り分けられていて密接に関係しています。これらを参考にして脈の状態から「証」というものを導き出し、これが我々にとってはいわゆる「病名」となるのです。

先日も、患者さんから「聞いてください。随分前から腸にポリープがあって、次の検査の時に切除しますからと言われていたポリープが、先日の検査で、全く見当たらなくなっている、何かしましたか?」と問われたそうです。ここで「はり」の治療を!と仰って頂きたいところではありますが、それはさておき、格別ポリープが消える治療を行ったわけではありません。その原因たる「皮膚」の弱りをみて肺経絡の金性質を強化し、ストレスに強い体にしてあげたに過ぎないのです。




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熱中症の対策は、簡単でもあり難しくもある

今年は例年よりも半月くらい早く梅雨が明けたために、それだけ早い夏の到来となっています。また、報道されている通り地域によっては35度を越える猛暑日が連日のように続いています。7月半ばにしてこの猛暑ですから、今年の夏の厳しさにはうんざりしそうですね。

その対策として、適度の水分の補給と塩分の摂取がさけばれていますが、これは非常に重要なことです。しかし、それで万全というわけではありません。高齢者や体力が低下した人にとっては、摂取した水分や塩分が、いくら摂取してみても吸収できない状態にあると生命に関わってきます。水分や塩分が失われていく中でそれを自覚できるかそうでないかということも重要です。

いくら我々が声高に水分、塩分の重要性を訴えても、本人にその自覚が無ければ摂ろうとしません。特にお年寄りの方は、常日頃から塩分の摂取を控えていたり、日常の「冷え性」「頻尿」のために水分摂取を敬遠していたりということが問題をややこしくしていたりします。「冷え」を強く感じている人は、いくら自身が汗ばむ状態にあっても冷房が効いた部屋で過ごすことを嫌うのです。

排尿があれば、その色加減でどれだけ水分と塩分を摂ればいいのかある程度の判断はできます。しかし、それには普段からの胃腸の働き具合を把握していないと軽々しくいえるものではありません。一般的な対処法で良くなるような人なら、梅干をかじっておいて麦茶でも番茶でもすすっておけば大丈夫ですが、胃腸の吸収力が落ちてしまっている人には本当に生命に関わる一大事となります。




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腰痛の常識が変わる

一事が万事ということで、これからの医学の常識はどんどん覆されていくことでしょう。次々と解明されていくこと自体は、とても重要なことですし、そう願ってやまないところでもあります。そうはいっても先日のクローズアップ現代『腰痛 2800万人時代変わる”常識”』をみるかぎり我々東洋医学での分析そして治療に至るまでのプロセスの優秀性を再認識したところです。

逆に言うと、これまでの西洋医学的な腰痛治療の杜撰さが露呈したということでもあります。それを前向きに表現したのが「変わる常識」ということでしょう。血圧に至っては130mmHgを超えると降圧剤の処方ということが公然と行われています。こんなことが常識で本当にいいのでしょうか?加齢とともに現れる血圧の上昇は、萎縮する血管を通過させるのにある程度必要な上昇でもあるのです。

その番組で、重要視していた心因性による腰痛ですが、これらの症状こそ我々の得意とする治療になります。心因性、ストレスによる体調不良の多くは、呼吸器系の弱りに起因しています。ストレスの負荷は、せかせかした浅い呼吸に繋がり、それが継続することで胸郭から後頚部にかけての緊張を生みます。いわゆる「肩こり」「首こり」につながっています。

こうして上半身を中心とした血流の停滞が現れると、からだ全体の大きな血流に影響が出てきます。そうした中で、現れる症状の一つに腰痛があるといっていいでしょう。このような腰痛は、深い呼吸のできる肺機能の強化がまず第一です。そうしておいて骨盤調整、腰部筋肉の緊張のバランスを図って改善させる、これが「はり」の治療でやっていることです。




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