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風邪治療の「はり」理論

風邪ひきは、外部から何がしかの異物の侵入を許した結果として起こります。今の医学によってそれがウィルスであったり、細菌群であったりということがわかっています。漢方の医学がすごいと思うのは、そういった現代医学的なミクロの世界を、経験から「邪」という形で導き出している点にあります。

ウィルスや細菌群の存在を「邪」という概念で捉えているのです。それは、症状からも推測できますが、脈をみることではっきりと確認できます。常日頃、脈診をしていればこそ、こういった脈質の変化が簡単にわかるのでもあります。難しい診断など必要ありません。さっと脈を手に取るだけでそういったことがわかるようになっているのです。

風邪ひきに限ったことではないのですが「邪」の侵入を許してしまうと真っ先に脈に現れます。体が充実した人なら脈というのは、弾力と艶のある状態で打ち続けています。しかし、この「邪」の侵入を許してしまうと、その脈に艶が欠け、脈の表面に濁ったような変化が触れるようになるのです。こういった状態を探るべく脉をみているのでもあります。

そして察知するだけではなく、その濁りが生じた脈の部分に経絡が配当されているので、即座に病んだ経絡を特定できます。これがいわゆる「脉診」といわれる診断です。そして変動経絡にあるツボを使って「はり」の手技を施し「邪」を取り除くのです。そうすると脈には濁りが消えて、再び弾力と艶が戻ってきたことが脈で確認され、同時に体調が回復していきます。




       これがわたしの思いですありがとう地蔵
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風邪ひきの具体的な治療

風邪の症状は、体調と条件によって変わります。多いのは、のどがイガイガしているうちに熱が出てきて鼻水、咳へと変わって行くものと、背中がゾクゾクしているうちに頭痛と共に高熱が出るものが挙げられます。どちらの場合も38度から40度近い高熱が出たりしやすいのですが、のどからくるものは微熱で終わることもよくあります。

のどからくるものは、皮膚粘膜の乾燥と冷えた状態につけこまれた結果として出てくるものです。背中からというのは、背中には風門というツボがありますが、ここが冷えて起こるため皮膚粘膜を飛び越えて体内に入り、ゾクゾクと寒気を感じたあと急に熱が出てきます。インフルエンザでは、このような経過をたどることが多くみられます。

のどからくるものは、経絡で肺臓の働きを強め、のどの周辺が腫脹していますので、機関銃のごとく散鍼(ちらしばり)を行って血流を良くします。その他、後頚部や肩の緊張を同じく散鍼でほぐし、膝裏の部分、足首の反応にも散鍼を行っていると体がホカホカしてきて治療が早ければそれだけで良くなります。そしてのどの治療点に「置きばり」を貼って終わりです。

背中からくるものは、病因になるものが体の防衛機関である肝臓へ入り込もうとしている状態です。経絡の肝臓を強化して肩背部に強めの散鍼を行って発汗作用をうながします。ゾクゾクしているのは、既にウィルスのようなものが内部に入ってこられたと考えていいでしょう。こういった場合でも早い段階で治療に来ていただくとゾクゾクだけで終わることもあります。




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風邪ひきの「はり治療」

かぜの予防というと一般の人がすぐに思いつくのがインフルエンザの予防接種ではねいでしょうか。それが効果的であると考える方は、病院へ足を運んで接種されるといいでしょう。ただ、一つよく考えて頂きたいのは、インフルエンザは人に「うつる」ことが問題視される割に、ではどこから発生するのかというのは全く不明のままです。最初に罹る人は少なくとも人から「うつされて」はいないはずです。

それと、「うつる」ということが殊更問題視されている割には、実際の医療現場では、インフルエンザ患者と一般患者が特別隔離された状態で受診されてはいません。現実問題として、一般の家庭でもインフルエンザ患者が出たとしても、家の中で隔離など余程の離れでもあるような家で無い限り限度があります。もちろん家族同士で感染する場合もあるでしょうが、案外うつらなかったりということも多いと思います。

要するに毎年、言葉は悪いですが「お祭り」のようにインフルエンザへの恐怖心ばかりが喧伝されて病院へ早く行くことを勧めていながら、いざ病院はというと数をこなす体制にしかないということです。それは裏を返すとインフルエンザだろうと風邪引きだろうと、通常の体力があれば治療するしないにかかわらず勝手に治ってくれる病気だとわかっているからです。重症化に至る人は、例え病院内にいたとしても重症化が避けられなかったりしています。

私が行っている治療においても、受けて頂いても頂かなくても「かぜ」の病気は発症してしまったら、風邪症状を発して後、勝手に治ってくれます。ですが、「はり」という治療を加えることで少しばかり早く楽になって頂けるとは思います。なぜなら、医療機関ではすぐに「熱」を奪う解熱治療を行いますが、「はり」の治療では、「熱」を引き出してウィルスと戦う体づくりをお手伝いするからです。




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