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山が燃える?

 今朝の西の空には、満月が綺麗に整った姿を見せていました。実は昨日の朝、西の空の山際が薄赤く明るんでいたので、もしや山火事ではないのかと山の途中で幾度も西の山を気にしながらの散歩だったのです。今朝は、家を出るとすぐにまんまるに輝く満月が目に入り、今日は五台山への道は明るいななどと昨日の朝のことはすっかり忘れていました。そうして下山して堤防を歩いていると昨日目にした光景が、蘇ってきたのです。

 昨日は月を見ないままの西の空の光景だったのであそこに何が有る?山火事?などと少々不安でしたが、今朝の満月を見て理由がよくわかりました。薄赤く輝いていた満月が山際へ沈んで行ったのだとわかったのです。昨日のモヤモヤを思い出してすっきりした気分でした。この景色を数学的に表示すると、月は一日で12度くらいの角度の差が出るように移動していますので今朝の西に浮かぶ満月の位置と西の山際との角度はおよそ12度だったことがわかります。そしてこれが半時間で沈むんだと。

 これまでにも何度となくこのようなタイミングで歩くことはあったのだと思いますが、数分の違いで山際へ沈む満月に近い月を見ることは稀です。早朝に見える月というのも数日しかありません。もう何日もしないうちに月は欠け、また見えなくなってしまいます。そして月の存在を忘れたころに再び現れるという歳月の移ろいが不思議でもあります。月ひとつ見ても飽きさせないこの地球の営みが、我々の感性を磨いてくれたのだろうと想像もつきます。

 それにしても「知らない」ということが、「不安」や「怖れ」「慄き」「猜疑心」から「絶望感」に至るまで、際限なく増幅させられることが感じ取れます。理屈ではわかっていても心が伴わなければ理解できないに等しいことです。我々は「生」への「不安」を感じつつ「不安」が解消される過程を経て「生きる」ことの意義が「有意義」になるのだとも思います。今日一日があることに感謝!

       西に満月


       これがわたしの思いですありがとう地蔵


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漆黒の闇

 私の一日は朝の散歩から始まります。五時過ぎくらいに家を出発して五台山から竹林寺までを車道を歩くとちょうど一時間少しくらいの道のりで、これが私にとって格好な運動になっています。年中同じ時間帯で歩いていますので、このシーズンでは夜明けは遠く真っ暗で人に会うことも滅多にありません。ですが、この真っ暗な中を歩くこともこの時期ならではの楽しみでもあるのです。五台山には展望台まで街灯らしきものが全く無く、まさしく「漆黒の闇」につつまれた世界です。

 我々は都会に住む限り日常的に「灯り」のある生活です。日中は日の光、夜は電灯の明かり、漆黒の闇とは全く無縁な生活になっています。遠い昔には、この漆黒の闇に映し出される「火の玉」やら「月食」「流れ星」「彗星」などなど、知識が無い時代の人には耳目を疑いながら恐怖心ばかりが煽られたことでしょう。我々人間は日が昇るとともに目覚め日が沈むと休む習性になっていますので、漆黒の闇が迫ってくると身も心も消極的なリズムになりますから、なおさら闇の中で遭遇する様々な現象は本当に怖かったと思います。

 今現在においても漆黒の闇を好む人はそう多くないと思います。闇の世界は何も見えないだけに心の在り様によって、そのまま目の前に実在するかのような妄想を映し出すことが容易になるからです。不安は恐怖心を生み、恐怖心は疑心暗鬼に満ちた妄想を呼びます。「霊」なるものは「不安」「恐怖心」「猜疑心」時として「希望」が生み出すものと考えて間違いないでしょう。俗にいう「霊能者」というのは、人間が抱える闇をよく知っている人であり、不安感や恐怖心、猜疑心といった人間の弱さを熟知した人です。

「漆黒の闇」の中にいると、自分自身の心の在り様が試されるともいえます。心が不安定だと間違いなく闇の中に良からぬ妄想を描いてしまいます。充実感に溢れていると天上に輝く星々に思いを馳せ、同じ星を眺めたであろう太古の人々の思いに心ときめく自分を見出せます。そして太古の人々は、苦難の歴史を語りかけてくれます。そこで現在の有様の尊さを切々と語って聞かせてくれるのです。先週はこの冬で最も冷たい朝が続きました。写真は、竹林寺にある観音様が浮かぶ池に張られた氷です。この池に氷が張ることは滅多に無いのですが、痛いほどの寒さがまた、今の有難さを教えてもくれるのです。




       漆黒の闇


       これがわたしの思いですありがとう地蔵
      


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