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リンパマッサージ(1)

一般の方には、『リンパマッサージ』という言葉でそのまま定着してしまっているのが現状です。それ自体には何ら問題はないのですが、同じ治療でありながら『リンパマッサージ』よりももっと奥深い手技を「はり治療」では行っています。今回は、それがあまり知られていないようなので取り上げてみました。

リンパというのは、もともと自力で循環する仕組みをもっていませんので、脇の下や鎖骨、頚部、鼠径部(そけいぶ)や膝の裏など、大きく動く関節の周辺に位置して、関節を動かす時に受ける圧力を利用して先へ先へと進んで循環する仕組みになっています。そのためリンパ周辺へのマッサージが脚光を浴び、「リンパマッサージ」なる言葉が有名にもなっているわけでもあります。

「はり治療」でのリンパ部への治療が何ゆえ奥深いのかというと、それはリンパ部分の虚実(弱い反応なのか、強い反応なのか)を見分けて、併せて表層か深層かの判別をしたうえで弱った反応に対しては「補法(ほほう)」、強く突っ張っている反応には「瀉法(しゃほう)」というふうに手技を使い分けている点にあります。

それを皮膚鍼(ひふしん)、散鍼(さんしん)という手技で行っているわけですが、治療を受けている側には「マッサージ」をされているように感じます。「はり」を皮膚に当てては離す、この連続技ですからトントン、シャカシカ、パッパとリズムのいい手さばきの治療だからです。しかしながら、このような治療を行っている「はり治療院」が少ないのも現実で、「リンパマッサージ」が堂々と公言されているのも仕方ないのかもしれません。




       これがわたしの思いですありがとう地蔵
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