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雪化粧

雪化粧

 今朝は山一面が雪景色。うす暗いながらも森の木々にかぶる雪の綿帽子が、ほんのりと半月に照らされて、いつもと違う雰囲気を感じる朝でした。青柳橋のたもとでは早朝から警備の人が融雪剤らしきものを散布する作業中。この頃、鏡川大橋では凍結のため通行止めになっていたらしいですね。
 五台山の山道はその半分近く、いやそれ以上が高木の枝に囲まれたトンネルの中にあります。空は星空、なのになにやら頬に冷たいものがと思ったら、風にあおられたらしき風花がヒラヒラ舞っているではありませんか。寒さも何のその、最近なかなか味わえない感触にご満悦。しかしながら、先日撮った紅白の梅。今朝はもちろん白一色でした。

※追記
 17日朝、大恩人であり偉大で誰からも尊敬されていた先生がご逝去され、20日に神式で葬儀が執り行われました。先生は何時いかなる時も知る努力を惜しまず、努力で得た知識をご自分のためだけではなく我々に語ってくださり、またそれを目の前で苦しんでいる方々の治療に結び付けて、常に治療方法、疾患の潮流をつかむために応用されていました。
 数年前に体調を崩されてからも、出来ていた事が出来なくなっても、それを跳ね返すように新しい技術を工夫して編み出されました。その執念は筆舌に尽くしがたく、それだけ治療への弛まぬ努力の継続と情熱が先生の日常でした。全国、はり師が集まる所を選ばず指導にも出向かれました。伝えられる限りの技術を惜しげもなく、手から手へのこの上ない丁寧な実技指導をされ、全国に多くの後進を育てられました。それはまた無償の献身でもありました。例年開催されている京都聖護院御殿荘での全国大会では、こういった研修姿勢が館主の評価を得て、研修会場を無償でご提供頂いておりました。
 先生とは子供のころ治療して頂くことで出会い、縁あってかばん持ち、断食、ヨガ、研修会、旅行、更には歯の治療と様々な活動に同行させて頂きました。先生はご自身の不眠症を寝ないことへのパワーに、私は日常的な睡魔との戦い、先生はギャンブラー、私は凡事徹底。全く相反する行動力、認識の差に、自分のようなひ弱な人間の生きる価値すら見失いがちでした。消えてなくなりたいと思ったことも数限りなく…。先生はご自身に厳しくする姿を通して、人の生き方を教え諭してくださること度々。その一つが必要必然。自分の身の回りに起こることは必要必然であること。必要あって自分も回りもあると。このような自分でも生きて何かできることがあるのではないか、心からそう思えるように導いて頂きました。
 振り返るほどに涙が止まりません。悲しいです。寂しいです。それでも横たわる先生の苦悩を思うと安らかな最後を願わずにはいられませんでした。先生は生まれ変わっても「はり師」でありたいと日頃から仰られていました。暫し魂を休められて早くこの世に戻ってきてください。みんな、先生の帰りを待ってますよ。それでは先生、暫しの間さようなら。
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